平素より浅田漆器工芸をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
このたび、2025年8月1日付で代表取締役に就任いたしました、四代目の浅田明彦と申します。
浅田漆器工芸は、明治45年に山中温泉の地で創業して以来、木地づくりから漆塗りまで、職人の手仕事にこだわり、山中漆器の伝統を大切に育んできました。
私は、先代たちの志を受け継ぎながら、「伝統を未来につなぐ」ことを信念に、現代の暮らしに寄り添う漆器のかたちを模索してまいりました。
漆器の絵付け体験やオンライン販売、海外への発信など、私たち自身が“語り手”となって、山中漆器の魅力を多くの方に届けていくことを使命と感じています。
私たちがつくる器は、単なる道具ではありません。
それは、素材と人をつなぎ、地域の技術や文化を継承し、誰かの時間を豊かにする“メディア”です。
これからも、若い世代や地域の職人たちとともに、技術と想いをつなぎ、山中漆器の新たな可能性を切り拓いてまいります。
今後とも、変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
令和7年8月
有限会社浅田漆器工芸
代表取締役 浅田 明彦
