木(栓)と真鍮を組み合わせた新作デザートカップ『もてなしグラス』を、2025年4月より販売開始いたします(価格:税込11,000円)。
熱伝導率の低い木がアイスの冷たさを保ち、高岡銅器の技術で仕上げた真鍮の脚部が高級感と安定性を演出。山中漆器の伝統技術と異素材の融合により、食後の時間を贅沢に彩る器が誕生しました。
開発のきっかけ:偶然の出会いから生まれた“締めの器”

このプロジェクトの始まりは、山中温泉の若手経営者による会合の場でした。
たまたま隣に座っていた料亭のご主人との会話の中で、「山中漆器と料理人がコラボできたら面白いのでは?」というアイデアが交わされました。
そこから話が広がり、地元で盛り上がりを見せている「山中温泉アイスストリート」にも着想を得て、「食事の締めにふさわしいデザート専用の器を作ってみよう」と企画がスタートしました。
職人の手で挽いた滑らかな木のカップと、真鍮のステムを融合させた「もてなしグラス」は、日常のひとときや旅先の食事を、より豊かなものにしてくれる器です。
商品の特長
1. 【美味しさ長持ち】天然木「栓(せん)」を使用
熱を伝えにくい木材をカップに使用することで、アイスが溶けにくく、最後まで冷たく美味しさを保ちます。
2. 【安定感と高級感】真鍮製のステム
高岡銅器の技術で仕上げた真鍮の脚部は、程よい重さがあり、テーブルでの安定性を高めつつ、華やかな存在感を放ちます。
3. 【塗装カスタマイズ可能】山中塗によるオリジナルカラー
カップ部分は山中塗による色付けが可能。お店のテーマカラーや空間に合わせた仕上げで、オリジナルの器を製作できます(別途見積)。
4. 【手仕事の温もり】地元職人が一点一点仕上げる贅沢な器
山中温泉の木地師、塗師、高岡の金属加工職人など、地域の技術が結集。ギフト対応も可能で、贈答品や記念品にも最適です。
地域との連携と今後の展望
本製品は、現在、山中温泉の飲食店・旅館での導入を目指して連携を進行中です。地域の観光資源と伝統工芸を融合させた“体験価値”を提供し、山中温泉のブランド向上に貢献することを目指しています。
また、首都圏や海外の高級料亭・レストランへの販路展開も進めており、観光業の回復とともに増加する高級志向のインバウンド需要にも対応していきます。
商品概要
項目 | 内容 |
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商品名 | もてなしグラス |
発売日 | 2025年6月1日(予定) |
価格 | 11,000円(税込) |
サイズ | Round φ11.0× 高さ5.0cm Tapered φ11.0× 高さ5.6cm |
素材 | カップ部:栓(せん)、ステム部:真鍮 |
カラー | 標準色+山中塗によるカスタム対応(別途見積) |
製造 | 有限会社浅田漆器工芸(石川県加賀市) |
販売方法 | 自社オンラインショップ、直営店舗「うるしの器あさだ」、卸(料亭・レストラン向け) |
注意事項 | 食洗機・電子レンジ不可。柔らかい布での手洗いを推奨。 |
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