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山中漆器の下地師の仕事

木地と上塗の間にある下地師の仕事。 錆(さび)と呼ばれる粘土状の漆を、塗っては研ぎを繰り返し、肉付けし器物を丈夫にします。 職人曰く、下地の仕事は筋トレだそう。決して目立つ仕事とは言えないが、しっかり仕事をすることで何年でも使える漆器になる。 SUWARIやむらくもカップはそんな職人に支えられています。

漆器は直すことができる

漆は固まると酸やアルカリに侵されず、自然環境への配慮や抗菌効果の関心の高まりとともに、光沢のある自然塗料として注目されています。漆は接着剤の役割を果たし、生漆と小麦粉を混ぜた麦漆でひび、割れが入っても修復することができます。漆の膜を剥がし、割れた部分を漆で直し、さらに錆を付け研ぐことで割れた部分が直り、上塗りで綺麗に塗ることで新品同様に使うことができます。

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