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拭き漆仕上げ

拭き漆の塗り方

漆を塗って→磨くを4回〜5回繰り返しをして商品が出来上がります。

こちらが漆です。


生漆(きうるし)と言います。

漆は、空気中の水分(酸素)を取り込んで乾きます。
洗濯物は、湿気があると乾きませんが、漆は湿気があることにより、酸化して固まる性質があります。
特に、日本海側は昔から漆器が発展している理由も、湿気が多くジメジメした気候で、都合がよく乾きやすい環境だったからだとも考えられます。

丸い商品は、ロクロという機械を使って塗ります。
変形したものは手で塗ります。

弊社では、2人1組で作業を進めています。
1人は漆を塗る人、1人は漆を拭き取る人と2人1組で作業をしています。
漆を拭き取る作業が難しいと言われています。
なぜなら、漆を残した状態で手の跡がつかないように拭き取らないといけないからです。
塗った漆はほとんど拭き取ってしまいます。

漆室(ウルシムロ)という湿度と温度を保つ保管庫に入れて硬化させます。
漆は温度が24℃~28℃、湿度が70~85%が適切だと言われています。

漆室(うるしむろ)に品物を入れて漆を硬化します。

大体、一日経つと乾くことが多いですが、気候によっては乾きやすかったり乾きにくかったりします。
この部屋では、温度、湿度を調整して水分を足したり、電気を入れながら漆のツヤを残すよう保管しています。
気温が低い、湿気が無いと乾かないのです。

弊社では1回目の拭き漆を体験できます。平日では漆を塗っている工房を見ていただいた後、お椀やカップに拭き漆を体験できます。

拭き漆体験、絵付け体験の際にはご予約をお願いしております。

是非、山中温泉ならではの体験を楽しんでいただければと思います。

ご来店お待ちしております。

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